公開市民講座「琉球芸能江戸上り―沖縄古典芸能の歴史を探る―」
平成２４年度実践女子大学・実践女子短期大学公開市民講座
「琉球芸能江戸上り―沖縄古典芸能の歴史を探る―」
日時：６月３０日（土）１４：００～１６：４５
場所：実践女子大学香雪記念資料館大教室
（JR日野駅から徒歩１２分）
内容：
講演 三隅治雄「琉球芸能と本土（ヤマト）」
映画 「よみがえる琉球芸能江戸上り」
実演 人間国宝・照喜名朝一による歌三線実演
金城美枝子ほかによる琉球舞踊２題
約４００年前、薩摩による琉球侵攻以来、琉球王府は江戸幕府への表敬のため使節を派遣していました。これを「江戸上り」（えどのぼり）といい、幕末まで１８回行われました。使節一行は１００名前後の規模で往復には半年もかかりました。江戸城や薩摩藩邸での儀礼のあとには様々な芸能が披露されました。
そのおりの琉球芸能は現在も脈々と受け継がれ、近年では国指定重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産などに指定登録され高い評価を受けています。今年は、沖縄返還４０周年の年です。日本（ヤマト）と琉球の歴史をひもときながら、その美しい一端をご覧いただきたいと思います。
実践女子大学美学美術史学科は、その創立以来、美学・美術史だけでなく民俗芸能・日本芸能史も重要な柱として取り上げてきました。その歴史を踏まえての企画です。講演あり、映画あり、人間国宝の実演あり、の盛りだくさんな企画です。みなさまのご来場をお待ちしております。（入場無料。事前申し込み不要。）
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